一般社団法人慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会
理事長 鈴木 則宏

慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝にてご活躍のことと、心よりお慶び申し上げます。
また、平素より同窓会の運営に対し、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
慶應義塾大学医学部内科学教室は、大正9年(1920年)の創設以来、令和2年(2020年)に開設100周年という大きな節目を迎えました。これと時を同じくして、慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会は、令和2年(2020年)9月10日をもって、設立以来の「任意団体」から「一般社団法人」へと移行いたしました。
法人化にあたっては、これまで培われてきた同窓会の枠組みや会則を最大限尊重しつつ、法人として必要最小限の変更にとどめた定款を制定いたしました。会長(理事長)、副会長(副理事長)、ならびに従来の幹事を評議員(社員)とし、最高意思決定機関として評議員会(社員総会)を設置、理事を選任して新たな体制での運営を開始しております。
任意団体時代からの最も大きな変更点は、会員による評議員(社員)の選挙制度を導入したことであります。評議員の任期は4年とし、4年ごとに評議員選挙を実施、その評議員の中から理事、さらに理事長・副理事長が選出される仕組みとなっています。
同窓会事業としては、同窓会賞(松木賞・猿田賞)、ベストインストラクター賞(菅沼賞)、学術集会主催者表彰、教授就任祝いなどの顕彰事業を設け、法人化以降、毎年多くの同窓会員の先生方が表彰を受けておられます。また、同窓会誌「聴診記」は第64号(2023年9月発行)より完全電子化され、会員専用ホームページ上でご覧いただけるようになりました。
おかげさまで、同窓会の会員数は2,027名(2025年4月現在)に達し、年々着実に成長を続けております。
現在、慶應義塾大学医学部内科は、歴史的経緯から循環器、呼吸器、消化器、神経、腎臓内分泌代謝、血液、リウマチ膠原病の7つの内科診療科に分かれています。しかし、本来、慶應義塾大学医学部内科は、診療科の垣根を越えた「一つの内科」としての伝統を有してきました。この体制は、他大学の医学部・医科大学の内科には見られない特筆すべき特徴であり、私たち同窓会員の誇りでもあります。このユニークな伝統を胸に刻み、今後も内科学教室のさらなる発展に向けて努力を重ねてまいりたいと考えております。
内科学は日進月歩で進歩しており、それに伴い各診療分野の専門化も一層進んでいます。
また、2004年に開始された新医師臨床研修制度により、若い内科医が一斉に慶應義塾大学病院で研修を受けることが難しくなり、内科医のキャリアパスも多様化してまいりました。このような状況下においても、「内科は一つ」という慶應義塾大学医学部内科学教室の素晴らしい伝統を確実に継承し、次代を担う後輩たちに伝えていくことが、私たちの重要な責務であると考えております。会員の皆様におかれましても、ぜひご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
同窓会は、大学病院内に閉じた集まりではなく、また同窓会役員(評議員)のためだけの組織でもありません。本同窓会の最大の目的は、全会員相互の親睦を図り、連帯感を高めることにあります。
このたび、2020年に立ち上げた同窓会ホームページのデザインおよび構成を刷新いたしました。内科学教室や関連病院の最新情報の発信に加え、会員相互の意見交換の場として、より一層充実したものにしてまいりたいと考えております。
今後とも、同窓会会員の先生方の変わらぬご支援とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。
2026年1月吉日